2022/08/19 12:17

靴を買う時のマスターシューフィッターからの大事なアドバイス。


店でお客様のおはなしをお聞きしているとよく耳にする言葉、

「私がはいつも23.5cmを履いているから23.5cmなら大丈夫」

靴に書いてあるサイズ表示を鵜呑みにして靴を買うと失敗することってあるんですよ。

靴に書いてあるサイズ表示はあくまでも目安だと思っていただいたほうがいいと思います。

同じサイズ表示でもメーカーが違うと違うし、同じメーカーでさえデザインが違えば違うんです。

日本の靴の場合、23.5cmと言う表示の靴は、実際に足のサイズが23.5cmの方が履けますよっていう表示なんですが、

現実は、そのようにできていないものが多いんです。

それに何より、人間の足って、100人100様で、しかも左右差があるのが普通です。

靴選びで一番重要なのは、足に合ったサイズを選ぶことです。

そして、その時一番の主役はお履きになる方の足なんです。

そこで私どもの店では、最初に足のサイズを確認させていただいています。

そうすることで足のサイズだけでなく、足の特徴も確認します。

足の特徴というのは、細めの足なのか、幅のある足なのかということや、

魚の目やタコがないかとか、爪も様子がづなのかとかと言ったことも確認します。

いつも23.5cmを履いているから23.5を買えば大丈夫なんて言う買い方をしていて、

足に合った快適な靴を手に入れることは、かなり難しいと思います。

 

足や靴の事が良く解った専門家(例えば、シューフィッター)に相談して買うことが足に合った快適な靴を手に入れる近道なんですよ。

 

日本人の多くは、サイズ表示をあてにして靴を買ってみては、足に合わないとまた同じことを繰り返し、

何を買っても足に合わないって悩んでいる方って大勢いらっしゃるようです。

しかも、そのとき悪いのは自分がちゃんと選ばなかったからだと、自分を責めるんですね。

そして、いくつもいくつも、いろいろと買っては見たものの、どうしても合わなくて相談に見える方もいらっしゃいます。初めから専門家に相談していれば無駄な買い物をしなくても済むんですよ。

 

一度自分の足のサイズをきちんと測っておくこともいいと思います。


同じサイズ表示(25.5cm)の靴のインソールを比べてみました。長さだけの比較ですが、5㎜-10㎜程度の違いがあります。